院長の岩田です。

開業して、4か月が過ぎました。

　　　　　　　　　　　　　　　

病院に勤務していた頃と違い、

できることが限られ、

戸惑うことも多く

いろいろな課題と向き合いながら

医療活動をしている毎日です。

　　　　　　　　　　　　　　

外来診療単独の治療だけでは

限界を感じて、精神科訪問看護を

指示をすることが最近多くなりました

　　　　　　　　　　　　　　　　

精神科訪問看護とは、

精神科看護を研修・経験した

看護師が自宅や施設に訪問して、

患者さんの心身の症状を評価したり、

服薬の管理、生活の支援や指導、

ご家族を含めた精神的ケアなど

をする看護サービスです。

　　　　　　　　　　　　

経済的負担を軽減するために

自立支援制度を利用します。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

心身の症状が落ち着くまで、

定期的に訪問して対応するため

ご家族や施設スタッフの

負担軽減にもつながります。

　　　　　　　　　　　　

また、当クリニックでは、

ビジネスチャットを活用して

患者さんを支援する機関と連携して、

患者さんの状態や状況を

情報共有しながら

連携を図って対応しています。

　　　　　　　　　　　　　　

精神科訪問看護を利用することで

すべてが解決するわけではありません。

でも、誰かが、自宅に来て話を聞いて

一緒に悩んで、考えてくれたら、

少しだけ、不安が和らぎ、

ちょっとだけ、穏やかに過ごせる日が

増えるかもしれません。

　　　　　　　　　　　　　　　　

「ひと」は独りだけで、

生きていくことが

苦手な生き物です。

　　　　　　　　　　

精神科訪問看護が入ることで、

誰かとつながり、

自分のことを理解してくれる人が

いるとわかる安心感が一番の薬だと

しみじみ思う、今日この頃です。